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アストンマーティン、2019年のSUV生産開始に向けて セント・アサン施設の改装に着手

2017-04-14

 

 

 

 

アストンマーティン、2019年のSUV生産開始に向けて

 

セント・アサン施設の改装に着手

 

 

 

l   英国防省からアストンマーティンへ、セント・アサンの施設を正式に引き渡し

 

l   施設を再開発して最新の生産拠点に変更する工事が進行中

 

l   南ウェールズで750人を直接雇用:目標は2019年からのDBX生産

 

 

 

201746日、セント・アサン(英国):

 アストンマーティンは本日、国防省のセント・アサン再開発プロジェクトの「第二段階」の開始を祝賀する特別な式典を開催しました。南ウェールズにあるこの施設は、アストンマーティンの英国内における2番目の生産工場となる予定です。

 

 

かつて軍事施設だったこの施設は、この式典を通して、国防大臣のマイケル・ファロン卿により、国防省からアストンマーティンへ正式に引き渡されました。式典には、アストンマーティンの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるDr. アンディ・パーマーのほか、ウェールズ相のアルン・ケアンズ議員、ウェールズ政府のカーウィン・ジョーンズ首相らが出席しました。アストンマーティンのセント・アサン工場は、2019年から新型SUVAston Martin DBXの生産を開始する予定です。

 

パーマーCEOは、この式典で次のように述べています。「セント・アサンの“スーパーハンガー”と呼ばれる巨大格納庫は、そのサイズとスケールから、既存の構造物を活用しつつ、我々の第2の生産設備を建設するのに、格好の条件を備えています。ゲイドンの本社およびスポーツカー工場と同様に、セント・アサンが元英国空軍の基地であるというのも、偶然ではないでしょう。」

 

 

 

「今日この場に、国防大臣のマイケル・ファロン卿と、ウェールズ相のアルン・ケアンズ氏をお迎えできたことを嬉しく思います。この工場の実現のために、お二人には大変ご尽力いただきました。また、カーウィン・ジョーンズ首相に再びおいでいただいたことには、特別な感激を覚えています。首相には、プロジェクトの発案から実現まで、我々と一緒になって労を尽くしていただきました。」

 

「これからいよいよ、再開発プロジェクトの第二段階に取り掛かります。これらの飛行機格納庫は全面的に改装されて、最新の生産設備の母屋になっていくでしょう。」

 今からちょうど1年前、アストンマーティンは、ブランドの成長戦略「第二世紀プラン」の一つとして、世界の20の候補地のなかからセント・アサンを選択して、英国内の2番目の生産拠点とすることを発表しました。セント・アサンへの投資は、2020年までに2つの生産拠点で、あわせて1,000人の新しい雇用を生み出すという、アストンマーティンの業務拡大計画の一環として実行されたものです。サプライチェーン(部品メーカーや運送会社)とウェールズの地元諸産業を含めれば、雇用はさらに3,000人程度に増えることになるでしょう。

 

2016年の後半に始まったプロジェクトの第一段階では、敷地の一部の使用が許可されて、お客様と従業員の受付エリア、管理業務用オフィス、従業員向け食堂などの整備を進めました。

 

 

 

第二段階ではいよいよ、3つのスーパーハンガーを改装して、最新の生産設備に変更する工事を始めます。この新しい工場は、南ウェールズに数多くの雇用の機会をもたらすことになるでしょう。昨年アストンマーティンが入社希望者を募集した際には、3,000人の応募者が集まりました。最初に雇用した従業員は、すでにゲイドンでDB11の生産に携わっています。これは、2020年に彼らがセント・アサンで担当することになる、高度な技能を要求される作業のトレーニングを兼ねています。

 

 

式典に出席した英国国防大臣のマイケル・ファロン卿は、次のようにコメントしています。「今回の投資は、ウェールズにとっては素晴らしいニュースです。アストンマーティンが、我々がもう必要としない国防省の土地に、新工場を建設する決断を下したことで、ウェールズに、高度なスキルを持った労働者が多数生み出されることになりました。こうした土地を手放すことで、我々もより防衛に適した不動産に投資して、軍人とその家族に恩恵をもたらせるようになります。」

 

 

ウェールズ相のアルン・ケアンズ議員は、次のように付け加えています。「イギリスとウェールズ政府の緊密な協力関係と、名門スポーツカーブランドであるアストンマーティンのおかげで、セント・アサンが雇用の重要な拠点として蘇りました。これにより、この地域全体に、貴重なスキルと永続的な遺産がもたらされることになるでしょう。」

 

 

「イギリスはEUを離れることになりましたが、この国が依然、投資の対象として、そしてビジネスを行うのに、素晴らしい場所であることは変わりありません。アストンマーティンがウェールズに投資したことで、我々が企業投資を支援し、そのための正しい条件整備をしていることが、証明されることになりました。イギリス政府の産業政策は、全体として良好に推移しており、世界をリードする産業分野に正しいインフラ、技術、支援を提供すると同時に、新興の分野に関しても、成長のための様々な支援を行っています。」

 

ウェールズ政府のカーウィン・ジョーンズ首相は、次のように述べています。「アストンマーティンによる地域コミュニティおよびウェールズ経済に対するプラスの影響は、すでに実感できるものになっています。アストンマーティンのゲイトン工場では、現在40人以上のウェールズ人従業員が雇用されて、セント・アサンにおける生産準備を進めています。2020年までに、さらに多くの雇用が生み出されることになるでしょう。セント・アサンでの再開発の第二段階が始まったことで、ウェールズ国内のサプライチャーンは、ウェールズ政府の“Sell to Wales”調達サイトを通じて、合計6,000万ポンドを超える契約に入札する機会を得られるようになりました。これにより、アストンマーティンによる巨額な投資の恩恵を、ウェールズ全体に広げていこうとしています。」

 

「アストンマーティンは、ウェールズに大きな成功をもたらす存在であり、我々は今後さらに協力関係を強化して、ウェールズ経済への波及効果を最大化するとともに、これを機会に、ウェールズの名を世界に広めていきたいと思っています。」

 

 

 

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