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アストンマーティン、新型Vantageを発表

2017-11-21

 

新型Vantageがデビュー

 

名門スポーツカーブランドの偉大な伝統を受け継ぐクルマ

 

                                              

 

                   l   新しい大胆なスタイリングと増強されたパワー&ダイナミクスを備えた新世代のVantage

 

                   l   510PS/685Nmを発揮する4.0リッター・ツインターボV8ZF8速トランスミッションを搭載

 

                   l   最高速度314km/h060mph(約97km/h)加速3.5

 

                   l   アストンマーティン初のエレクトロニック・リア・ディファレンシャル(Eデフ)を採用

 

                   l   2018年第2四半期からデリバリーを開始予定

 

                   l   価格は日本円で19,800,000円(税抜)からを予定

 

 

 

20171121日、ゲイドン(英国):

 

Vantageは、サラブレッド・スポーツカーの偉大な血統を示す名称です。過去70年の間、世代交代を繰り返しながらもスリリングなパフォーマンスと高い人気を常に維持してきたVantageは、アストンマーティン・スポーツカーの中核を構成するモデルとして、名声をほしいままにしてきました。1951年にDB2の高性能エンジン搭載バージョンとして登場したVantageは、すぐに独立したモデルとしての地位を確立しました。その栄光の歴史には、ウィリアム・タウンズが設計したV8 Vantage、ツイン・スーパーチャージャーを搭載したV600 Le Mans、そして多くのファンに愛されたV8 Vantageなどが含まれます。スポーツカーの名門中の名門であるVantageが今回、新世代モデルの投入により、新たな高みに達しようとしています。

 

 

この新しいアストンマーティンのスポーツカーは、大胆で独自のデザイン言語により、大きな変貌を遂げています。ピュアで彫刻的なフォルムに加え、獰猛な肉食獣のような佇まいが生み出されている一方で、短いフロント/リアのオーバーハングと筋肉質なサイドプロフィール、幅広いリアエンドの組み合わせにより、生まれながらに備わった敏捷性とダイナミズムが表現されています。新しいヘッドライトとテールライトにより形成される新しいライト・シグネチャーは、新型Vantageに見間違うことのない存在感を与えるとともに、拡大を続けるアストンマーティンのラインナップのなかで、独特の力強い個性を主張しています。

 

新型Vantageのデザインを開発する上で、エアロダイナミクスは最重視されたポイントのひとつでした。フロント・スプリッターにより車体下面のエアフローをコントロールし、さらにフェンス・システムを介して必要な場所に冷却エアを供給しながら、リア・デュフーザーにもエアフローが滞りなく達するようにしています。ディフューザーは、空気の圧力が低くなるエリアを生み出すように設計されており、同時に、リアホイールにより生み出されるエアの乱流が、車体後部下中央付近から後方に排出されるエアフローを妨げないようにしています。

 

 

ボディ面と一体化してフロント・ホイールアーチ内の空気圧上昇を防ぐ役割を果たしている新しいサイド・ジルや、最後端が明確に跳ね上がったリアデッキリッドなどにより、新型Vantageは、生産モデルとしては非常に優れた、アストンマーティンの主要なモデルでもかつてないほど高いレベルのダウンフォースを得ることに成功しています。

 

新型Vantageのデザイン手法は、インテリアにも反映されており、ダイナミックかつスポーツカーらしい凝縮感を備えたコクピットには、アグレッシブなキャラクターを反映して、流れるような連続したカーブの代わりに明確でシャープなラインが多用されています。また、高めに設定されたウエストラインと低いドライビングポジションの組み合わせにより、ドライバーが運転に集中できる環境が生み出されており、同時に従来型のVantageに対して、ヘッドルームを中心に居住スペースが改善されています。操作系にはロータリーボタンとトグルスイッチを組み合わせて操作性を高めるとともに、直感的な操作ができるようになっています。同様に、トランスミッションのPRNDボタンも3角形を構成するように配置して、一定のエリアのなかに主要な操作装置を集約しています。このインテリアではまた、収納スペースも数多く設定され、シート背後の大きな収納スペースのほか、2段の収納エリアなども用意されています。

 

 

新型Vantageの心臓部には、アストンマーティンが誇るオールアロイ製4リッター・ツインターボV8エンジンが搭載されます。このエンジンをフロントに低く、なるべく後方に寄せて搭載することで、車両の重心を下げると同時に、前後5050の理想的な重量配分を得ることに成功しており、さらに510PS/6,000rpm685Nm/2,0005,000rpmの高性能を発揮しながら、CO2排出量を245g/km*に抑えるという高効率も達成しています。これによって、空車重量が1,530kgの新型Vantageは、素晴らしいパワー・ウエイト・レシオとトルク・ウエイト・レシオを実現しています。その効果は、スロットルペダルを踏み込めば、すぐに体感することができるでしょう。また、エンジンの吸排気系および制御システムに緻密なチューニングを施すことで、新型Vantageには、ドライバーを心から楽しませる加速フィールとBGMサウンドも付与されることになりました。

 

 

ツインターボV8エンジンの強力なパワーとトルクは、リアにマウントされたZF8速オートマチック・トランスミッションを介して後輪に伝えられます。060mph(約97km/h)を3.5秒で加速し、最高速度は314km/hに達する新型Vantageには、ダイナミック・スタビリティコントロールやダイナミック・トルクベクトリングを始めとする様々な電子装置が搭載され、それらが連携して働くことで、コントロール性と走る歓びが最高レベルにまで高められています。また、車速感応型の電動パワーステアリングは、トック・トゥ・ロックが2.4回転という設定で、クイックで正確なレスポンスと乗り手を選ばない扱い易さを巧みに融合しています。

 

 

新しいVantageは、アストンマーティンのモデルとしては初めて、エレクトロニック・リア・ディファレンシャル(Eデフ)を搭載しています。このディファレンシャルは、車載のエレクトロニック・スタビリティコントロール・システムと連携して作動し、クルマの動きを精密にモニタリングして、エンジンパワーが必要なホイールに適切に配分されるよう、状況に対応した制御を行います。従来のLSD(リミッティド・スリップ・ディファレンシャル)と違って、フル・オープンから100%ロックまで、一瞬のうちにディファレンシャルの働きを制御することができます。高速走行においては、この反応時間の短さと高い感度により、かつてない精度で、クルマの挙動をコントロールすることが可能になっています。直進安定性においても、またコーナリング性能の面でもクルマの能力が大幅に高まることから、ドライバーは自信を持って、Vantageのポテンシャルをフルに引き出せるようになります。

 

 

新型Vantageは、DB11とともにデビューした最新世代のボンド接着式アルミニウム構造をさらに進化させたシャシーを採用しています。新型Vantageのために、構成するコンポーネントの約70%が新設計されました。新型Vantageの開発においては、絶対的なハンドリング性能や安定性と並んで、バランス、強度、剛性、重量効率といった要素に等しくプライオリティが置かれました。シャシー設計で特に注目すべきものとして、よりダイレクトなハンドリングを得るためにボディに剛着したリアサブフレーム、新型Vantageのために特別に新開発されたピレリP Zeroタイヤ、スカイフック・テクノロジーを導入すると同時に新しくSportSport PlusTrackの各走行モードを選択できるようにした最新世代のアダプティブ・ダンピングシステムなどが挙げられます。

 

 

これらの走行モードを選択することで、エンジン、トランスミッション、Eデフ、ダイナミック・トルクベクタリング、ダイナミック・スタビリティコントロール、アダプティブ・ダンピングおよび電動パワーステアリングの各システムの働きを一括して最適化することができます。SportからSport Plus、さらにTrackへとモードを変更する度に、Vantageの敏捷性と各メカニズムの反応速度が高まり、クルマのキュラクターがよりシャープになって、サウンドも豊かになり、ドライビングがよりエキサイティングなものに変わります。これは新型Vantageならではのドライビング体験であり、かつてないドライバーとの一体感を実現したこのニューモデルは、ワインディグロードでは走りを満喫し、サーキットでは鋭い牙をむく本格的なスポーツカーに仕上がっています。

 

 

新型Vantageは全車、キーレス・スタート/ストップ、タイヤ空気圧モニタリング、パーキングディスタンス・ディスプレイ、パークアシスト、フロント&リア・パーキングセンサーを備えるなど、標準仕様でも高い装備レベルを誇ります。中央に設置された8インチ液晶スクリーンを介して制御する車載エンターテイメント・システムには、アストンマーティン・オーディオシステム、Bluetooth®オーディオ&電話ストリーミング、iPod®iPhone®USB再生機能、一体型サテライト・ナビゲーションシステムが含まれています。

 

また、新型Vantageの製作には、アストンマーティンならではのハイレベルのクラフトマンシップが投入されています。そのことは、完璧に仕上げられたボディ塗装、贅沢なアルカンターラとレザーの張地、最高級の天然素材を使った丁寧な仕上げなどに明確に表れています。また、豊富に用意されたオプションアイテムを介して幅広いパーソナライゼーションの要求にも対応しています。それらのオプションには、様々なタイプの仕上げが用意された鍛造アロイ・ホイール、Sport Plusコレクション(Sport PlusシートとSportsステアリングホイールで構成)、カーボンファイバーのインテリア&エクステリア・トリム、プレミアム・オーディオシステムなどが含まれています。

 

アストンマーティン社長兼CEODr. アンディ・パーマーは、新型Vantageに関して次のように述べています。「先代モデルのVantageは、販売台数に関して、アストンマーティン史上最も成功したモデルでした。その後継モデルを製作することは、精神的にも大きなチャレンジであり、高いモチベーションも要求されました。今回、完成したクルマを前にして、非常にエキサイティングな気分です。新しいVantageは、見た目にもインパクトがあり、ドライバーの心を躍らせる強烈なパフォーマンスと目覚ましいハンドリング性能を備えていますが、それらを日常的に使用することの出来るパッケージのなかに見事にまとめ上げています。よりシャープなルックスと俊敏な運動性能を備えた本物のスポーツカー、新型Vantageは、まさにエンスージアストが待ち望んでいたアストンマーティンのピュアなドライビングマシンといえるでしょう。」

 

 

新型Vantageの希望小売価格は、英国では£120,900から、ドイツでは€154,000から、米国では$149,995から、日本では19,800,000円からです。デリバリーの開始は、2018年の第2四半期を予定しています。

注:予測値

 

 

 

アストンマーティン新型Vantage仕様

 

ボディ

-          2ドア・ボディスタイル(2+0シート)

-          押出接着アルミニウム・ボディ構造&スチール・パネル

-          LEDハイ&ロービーム・ヘッドランプ(方向指示灯、デイタイム・ランニングライト、ポジションランプ、ロック/ロック解除グラフィック・シアターを統合)

-          フルワイド・シグネチャーLEDテールランプ(ストップ/テールランプ、ダイナミック・インジケーター機能付き)

-          クラムシェル・ボンネット

-          サイド・ジル

 

エンジン

-          オールアロイ製 DOHC 4.0リッター・ツインターボV8

-          過給インタークーラー

-          フロント・ミッドマウント・エンジン、後輪駆動

-          圧縮比:10.5:1

-          触媒コンバーター付きステンレス・スチール・エキゾースト・システム

-          電子制御式エキゾースト

-          可変デュアル・カムシャフト・タイミング

-          フルCNC機械加工燃焼室

-          最高出力:510PS / 503BHP / 375kW @ 6,000rpm

-          最大トルク:685Nm / 2,0005,000rpm

-          加速:0100km/h3.6 / 060mph(約97km/h):3.5

-          最高速度:314km/h

 

欧州燃料消費量(*推測値)

 

-          CO2排出量:245g/km

-          市街地:19.7mpg

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