2019-06-20
アストンマーティン、AM-RB 003の正式名称をValhallaに決定
l Valhallaは、Valkyrieに続き古代北欧神話から命名
l 70年に及ぶ伝統を受け継ぐ車名
l アストンマーティンによる有名な“V”カーの血統に最新のミッドエンジンカーを追加
2019年6月18日、ニューヨーク:
コードネームAM-RB 003として知られる最新のミッドエンジン・ハイパーカーの正式名称が、アストンマーティンValhalla(ヴァルハラ)に決定しました。このモデルは、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズとエイドリアン・ニューウェイとのコラボレーションによって開発が進められています。
北欧神話において戦士の楽園を意味するValhallaは、究極のハイパフォーマンス・ロードカーを目指して開発されたアストンマーティンValkyrie(ヴァルキリー)に次ぐ、2番目のハイパーカーです。Valkyrieが先鞭をつけた軽量構造と最先端のエアロダイナミクス技術が導入されるValhallaは、高効率、高出力のV6ガソリン・ターボチャージャー・エンジンとバッテリー駆動式のハイブリッド・システムを組み合わせています。カーボンファイバー・ボディを纏ったこのクーペは、500台が限定生産されます。
車名に“V”の頭文字がつくアストンマーティンの伝統は、その系譜を1951年まで遡ることができます。当時生産されていたDB2のハイパフォーマンス・モデルに、Vantage(ヴァンテージ)という名称がつけられたのがその始まりです。Vantageのエンブレムが実際の車両に装着されることはありませんでしたが、その名称は後世へと受け継がれました。
ボディサイドにVantageのエンブレムが装着されたのは、DB5からです。それ以来、2005年まで、Vantageはモデル・ラインアップの中で、もっとも高性能なモデルに採用されてきました。2005年には、独立したモデル名として使われるようになります。現在までの14年間にV8およびV12エンジンを搭載したラインナップが完成し、アストンマーティン史上もっとも成功したモデルシリーズとしてその名が刻まれています。それ以来、まったく新しい世代のターボチャージャー・エンジンを搭載したVantageは、ダイナミックなキャラクターに焦点を合わせた量産車として、急速に名声を高めてきました。
最近発表されたVanquish Vision Concept(ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト)とともに、Valhallaは、70年の歴史を備えた誇り高い“V”ネーム戦略を継承し、世界でもっとも魅力的なウルトラ・ハイパフォーマンス・カーの一台として、刺激的で力強い印象を与えます。
アストンマーティン・ラゴンダ社長兼最高経営責任者(CEO)のアンディ・パーマーは、次のようにコメントしています。「アストンマーティンのモデル名は、常に多くの人々の注目を集めています。その理由は、モデル名にはそれを製作した人々の感情やストーリーが込められているからです。Valkyrieに続くアストンマーティンValhallaは、車名そのものが力強いメッセージを発信すると同時に、弊社の他のモデルとの明確な繋がりを示す必要がありました。北欧の神話には、AM-RB 003にふさわしい奥深いストーリーとメッセージが含まれています。先に発表されたValkyrieも、同様の理由で北欧神話から名称が採用されました。Valhallaを所有する幸運なオーナーは、この名称に込められた栄光の歴史に思いを馳せ、喜びに浸ることができると確信しています。アストンマーティンValhallaのコックピット以上に神聖な場所は、ほとんど存在しないでしょう。」