2021-02-26
アストンマーティンがジラール・ペルゴを公式ウォッチパートナーとして発表
2021 年 2 月 22 日、ゲイドン(英国):ジラール・ペルゴが、英国の高級自動車メーカーであるアストンマーティンの公式ウォッチパートナーとなることが発表されました。スイスのマニュファクチュールであるジラール・ペルゴは、時計製造で最古のブランドの 1 つであり、極めて優れた高級時計の典型として知られています。この 2 つのブランドの共同製作による限定生産の時計が、まもなく発表されます。
過酷なまでのスピードの追求において、時間は最優先事項です。タイムを競うレースは、100 年以上にわたり、モータースポーツファンを虜にしてきました。そして、その歴史全体にわたり、時計メーカーは、タイムの計測という難題に取り組んできました。この 2 つの分野がよく似ていることは、誰の目にも明らかです。
アストンマーティンとジラール・ペルゴはいずれも、生まれつきの情熱と明確なビジョンを持つ人々により創設されました。アストンマーティンは、ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって 1913 年に創設されました。一方、ジラール・ペルゴの起源は、弱冠 19 才のジャン-フランソワ・ボットがその最初の時計を制作した 1791 年まで遡ります。 しかし、注目すべきは、1854 年のコンスタン・ジラールとマリー・ペルゴの結婚というラブストーリーから、時計製造で最も有名なブランドの 1 つが誕生したことです。
伝説的なアストンマーティン DBR1(1956 年)は、カーレースのために製作された車で、最も有名な伝統であるロードカー、「DB」の先駆けとなるものでした。そのスタイルは、才能あふれるデザイナー、フランク・フィーリーにより社内でデザインされ、紛れもなく彼の「栄光の時」を表しています。実際に、DBR1 のスタイルは、今日に至るまで最も美しく優雅であり続けています。さらに、このモデルから採用されたサイドエアベントのデザインには、機能性も兼ね備えられており、現在でも、アストンマーティンのロードゴーイングスポーツカーにとって重要な、機能と外観の特徴として維持されています。この特徴は、このブランドの各モデルの明確な個性を感じさせる重要なデザイン的ディテールとなりました。実際に、アストンマーティンの自動車は、一目見ただけでアストンマーティンとわかります。
同様に、ジラール・ペルゴは、現在はよく知られている「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン」を 1867 年に発表しました。多くの場合、見えない場所にある 3 つの機能部品を、魅力的なデザインの特徴に変えたのです。この時計の出現により、見えなかった部分を意図的に見せるデザインが広まりました。230 年の歴史全体にわたり、ジラール・ペルゴは、時にはさまざまな
形状を駆使してその創造性を発揮してきました。まさにこの理念から、このブランドのスローガン「目の肥えた人々のために今を形作る」が生まれたのです
この両社は、豊富な技能と伝統を蓄積していますが、引き続き、将来を見据えています。この進歩的な理念により両社は、継続的に改善を推進し、優れた性能を追求しています。
アストンマーティン・ラゴンダの CEO、トビアス・ムアースの コメント:「今回のようなパートナーシップの真のメリットは、両社に共通する核心的価値がほぼ同じであっても、2 つのブランドがお互いから多くを学べるということです。ジラール・ペルゴは、素材と新しいテクノロジーの使用によって数多くの製品を生み出している革新的メーカーです。両社が製作する魅力的な高級製品はいずれも、美しいデザインとパワフルな性能を備え、完璧に仕上げられています。」
アストンマーティン・コグニザント F1TMチームのチーム CEO 兼チーム代表、オットマー・サフナウアーのコメント:「アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ 1 ™チーム一同は、本日、ジラール・ペルゴとのパートナーシップを発表することを非常に喜ばしく思います。
アストンマーティンとジラール・ペルゴには、非常に多くの共通点があります。豊かな歴史、栄誉あるヘリテージ、最高品質に対する過酷なまでに献身的な追求、そして、高度なテクノロジーです。レーシングコースでは、時間も重要な要素です。フォーミュラ 1 ™と、特にアストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ 1 ™チームは、世界をリードする品質と魅力を備えた
時計のブランドであるジラール・ペルゴにとってそれぞれ、すばらしい宣伝活動の舞台および卓越したマーケティングパートナーであることがわかるでしょう。」
ジラール・ペルゴの CEO、パトリック・プルニエ のコメント:「2021 年は、ジラール・ペルゴおよびアストンマーティン両社にとって重要な年です。ジラール・ペルゴは、時計製造において 230 周年を迎え、アストンマーティンは、ワークスチームとして 60 年ぶりにフォーミュラ 1 に復帰しました。この記念すべき年に両社が特別な共同作業を行うことは、この節目の年に対する
認識と感謝を表す最高の方法です。」
バーレーンでの 2021 年 F1 シーズン開幕時には、アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ 1 TMチームの車には、ジラール・ペルゴのロゴやマークが付けられます。また、アストンマーティンとジラール・ペルゴのコラボレーションにより製作される最初の時計が今年後半に発表されます。
アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ 1 TMチームについて
60 年前にフォーミュラ 1 から撤退したアストンマーティンは 2021 年にグランプリレースに復帰します。最も象徴的なエンブレムをガレージの上に掲げ、450 名以上の情熱的な男女の
グループを中心として、豊かなヘリテージと新たな観点を兼ね備えたこのチームが、他チームと順位を競い合い、第一線で戦うことで、カーレースに新しいエネルギーをもたらします。このチームでは、同じ目標を持つあらゆる職業の人々が復帰までの道のりを共にするために集まり、力を発揮する舞台を与えられて成長しています。その使命は、モータースポーツの世界的な舞台で、チームの核心であるテクノロジーと改革を示しながら、変わりゆく現在の世界の共感を呼ぶ価値を表現して、新しいファン層を獲得することです。アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラ 1 ™チームの新しい時代は、ここから始まります。
ジラール・ペルゴについて:
1791 年創業のジラール・ペルゴは、今なお活動を続けている高級時計マニュファクチュールとしては最古の部類に属し、目の肥えた人々から高い評価を得ています。今年、このブランドは
創立 230 周年を迎え、時計製造技術にお墨付きが与えられた格好となります。ジラール・ペルゴの歴史を彩る比類ない作品の数々は、美しさと機能性を巧みに融合しています。例えば、羨望の
的となっている 1975 年生まれのロレアートや、ブリッジを単なる技術的な要素から時計に不可欠な一部に変えることで「見えないもの」を見えるようにした時計界初の伝説の「スリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨン」などです。時計の革新の先導者としてのジラール・ペルゴの地位は、何百という取得済みの特許や、数々の賞を受賞した歴史によって裏づけられています。
ジラール・ペルゴは、必要な時計の全技法を習得し、無視しえない正統派の雰囲気を時計に与えることで、2 世紀以上にわたってマニュファクチュールとしての地位を守ってきた、数少ない時計
メーカーの一つです。ジラール・ペルゴは伝統を尊重しながらも、たえず未来を見据えており、新技術と最先端素材を採用しながら、定番の形に新風を吹き込んでいます。ジラール・ペルゴは、ラグジュアリー アパレルにおいて世界をリードするケリング グループの一員です。