2021-09-02
2021年8月31日、ロンドン(英国):
映画007シリーズの25作目となる『No Time To Die』の封切りまで1か月となった本日、アストンマーティンは、ロンドンの旧バターシー発電所を背景にしたTVスポットCMを披露しました。
2021年9月に全世界で公開される『No Time To Die』には、現在、過去、そして未来のアストンマーティンが登場します。今回、待望のジェームズ・ボンドの復帰にあたり、映画007シリーズで初めて4台のクルマが登場します。その4台とは、DB5、クラシック・モデルのアストンマーティンV8、スーパーGTのDBS、そして今後販売開始予定のミッドシップ・ハイパーカーのValhallaです。
映画007のアイコン的存在となったDB5がスクリーンに戻ってくることを記念し、アストンマーティンとミニカー製作会社のコーギーは、1965年に製造されたオリジナルのミニカーをフルサイズに拡大したレプリカを製作しました。
旧バターシー発電所に隣接するザ・コーリング・ジェティー庭園に展示されるこのフルサイズ・モデルは、長さ5.66m、高さ2.7m、幅2.7mで、コーギーによるオリジナルデザインを復元したものです。そのベースとなっているのは、アストンマーティンDB5 Goldfinger Continuationです。
このDB5には、かつてのボンド映画でファンにお馴染みのガジェット(秘密兵器)が幅広く装備されています。回転するナンバープレート、格納式のリヤ防弾シールド、延長可能なフロントのオーバーライダー・バンパー、そしてもちろん、飛び出すマシンガンなどです。
アストンマーティンがバッキンガムシャーのニューポート・パグネル工場から最後の DB5を送り出してから55年以上を経て登場したDB5 Goldfinger Continuationは、25台限定のリミテッド・エディションとして製作されました。
これらは映画007に登場するDB5の正統な復刻版であり、ボディカラーはオリジナルに忠実なシルバーバーチとなっています。最高の品質と信頼性を達成するための控えめな変更と機能強化を除けば、まさに映画に登場したボンドカーそのものです。
コーギーは、ダイキャスト製ミニカーの有名ブランドです。かつては単なるおもちゃでしたが、現在ではコレクターの間で人気となっているものがあります。その中でもっとも有名なものが、1965年に登場したジェームズ・ボンドのアストンマーティンDB5です。
映画『ゴールドフィンガー』に登場したクルマを再現したこのミニカーは大ヒット作となり、同年の玩具小売商協会賞「トイ・オブ・ザ・イヤー」と「ベスト・ボーイズ・トイ」を受賞しました。このモデルはたいへんな人気を博し、何度も型を作り直して製造を継続、全世界での売上数は2,000万を超えています。そして、このモデルは現在も生産されています。
今回のお披露目は、アストンマーティン・ラゴンダ・エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーのマレク・ライヒマンが行いました。
同席したのは、過去14本の007映画でジェームズ・ボンドが登場する印象的なアクションシーンを演出し、映画で使われた8台のDB5スタントレプリカおよび今回のDB5 Goldfinger Continuationに搭載するガジェットの設計にも深く関与した特撮コーディネーター、クリス・コーボールドOBE(大英帝国勲章)です。
マレク・ライヒマンは次のように述べています。
「このエキサイティングなご披露会によって『No Time To Die』キャンペーンを立ち上げることができ、とても名誉に思います。ジェームズ・ボンドとアストンマーティンの関わりは長期間にわたるもので、その中でもDB5は、50年を超える歴史により、間違いなく世界でもっとも有名なクルマとなりました。
イーオン・プロダクションズおよびクリス・コーボールドとの共同作業で25台のDB5 Goldfinger Continuationを製作したのは、アストンマーティンの関係者全員にとって本当に特別なプロジェクトでした。
そして今回、もう1つの傑出した英国ブランドであるコーギーと協力し、ジェームズ・ボンドがもっとも愛したクルマを実寸のトイボックスに入れてロンドンの中心部に飾ることができるのは、非常に素晴らしいことです」
クリス・コーボールドは次のように述べています。
「これまでアストンマーティンと手を携え、今回の『No Time To Die』に至るまで、きわめて野心的なボンド映画のシーンを現実化してきましたが、本日、ジェームズ・ボンドの歴史の中で特別な位置を占めるアイコン・モデルのすばらしいディスプレイのお披露目をお手伝いすることができて、本当に光栄です」
フルサイズ・レプリカのコーギーDB5ボックスは、2021年10月1日まで、バターシー発電所のザ・コーリング・ジェティー庭園で一般公開されます。